両手、両足首の4ヶ所の血圧を同時に測って、糖尿病に合併しやすい閉塞性動脈硬化症(ASO)を診断する検査です。この病気は、足を養っている動脈が動脈硬化によって狭くなるため、足が冷たくなったりしびれたりする血流障害が生じます。閉塞性動脈硬化症では、しばらく歩くと足が痛くなり、立ち止まるとよくなるという「間歇性かんけつせい跛行はこう」が特徴的です。進行すると足の壊疽えそを起こして足の切断に至ることもあります。
この検査は、閉塞性動脈硬化症の自覚症状が出現する前に病気を早期に発見できます。足首の血圧/腕の血圧の比が0.9以下であれば足の血管が詰まっている可能性があります。