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「第13回健康運動指導士埼玉県支部研修会」講師として講演

7月2日(日)さいたま新都心で開催された、第13回健康運動指導士埼玉県支部研修会の講師として、主に健康運動指導士の方など、約100人を対象に講演を行いました。テーマは「生活習慣病とメタボリックシンドローム」です。

1)生活習慣病と動脈硬化について:高脂血症、糖尿病、高血圧はいずれも動脈硬化の危険因子であり、糖尿病ではこの3つがスクラムを組んでやってくるため、脳梗塞、心筋梗塞などの発症の危険性が高いこと、糖尿病予備軍ですでに動脈硬化疾患の発症や死亡率が上昇すること、予備軍の段階から生活習慣の改善が必要であり、糖尿病ではより血糖を正常に近づける努力が要る、

2)メタボリックシンドローム:個々の危険因子はわずかでも重なると動脈硬化の病気の危険性が飛躍的に増加すること、メタボリックシンドロームは内臓脂肪の蓄積が本態であり、運動などの生活習慣の改善で内臓脂肪を減らすことが大事であること、

3)クリニックでの生活指導の実際:当クリニックでの食事・運動指導を紹介しながら、生活習慣の改善がいかに難しいか、患者さんが生活習慣を自ら変えるようにするにはどうすればいいか、

などについて、質疑応答を入れて約2時間、お話をしました。

 この講演を機会に、糖尿病を中心とした開院後3ヶ月半の診療をまとめました。そこから、血糖コントロールの指標であるHbA1cは8割の方で改善していることが判明しました。この結果を参考に、今後の診療に活かしていきたいと思います。

今城内科クリニック